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プリンセスを護衛

第2章 護衛vsお嬢様

「知らない。私服じゃないの?」

「あなた、聖ロザリオ高校のこと知らないの?」

「???」

「名門私立のお嬢学校よ」

「そんなに詳しく知らないよ。僕は男の子だし。そもそもここ出身じゃないんだから」

「へー、知ってるもんだとてっきり。」

「基準はみんな違うんだからな。」

「じゃあ、優馬は私の基準に合わせてね。」

「はあっ!」

「私のがふつーの高校生と同じくらいだと思うけど。」

「お前、本当に高校生?基準はみんな違うにきまってるだろう?」

こんな激しい言い合いで初日の対面は終わった。

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