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プリンセスを護衛

第64章 花見での出来事

「お前なぁ。さっきあんな目にあって、1人でって何考えて…」

優馬は静かに答えた。

「三橋、落ち着け。ミュウをあの店に連れて行く訳にはいかない。かといって、ここに1人で置いていくのも危険だ。」

「だったら、優馬がここに居なよ。俺が行くから。」

優馬は首を横に振る。

「泉さんたちは僕の大学の友人だ。僕がカタをつける。」 

優馬の目には強い光が宿っていた。
美憂は何度か彼のこの目を見たことがある。
何か強い決心をした時の目だ。

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