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プリンセスを護衛

第64章 花見での出来事

その時、俊と大地が目を覚ました。

「成瀬、大地、大丈夫か?」

優馬の言葉に2人して頷く。

「ああ。大丈夫…だけど…頭が痛い。」

俊が後頭部を手で擦る。
どうやら頭を殴られたらしい。

「くそっ!あのクソオヤジ…ただじゃおかない。」

大地が目を鋭くして言う。
その時、ドアがノックされた。  
全員、顔を見合せる。

「取り敢えず隠れて。」

アヤメの言葉に、優馬と俊也は部屋の奥のトイレ、泉と優はクローゼットの中、俊と大地はフィッティングルーム、圭太は掃除用具入れだ。

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