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プリンセスを護衛

第64章 花見での出来事

全員が隠れるとアヤメがドアを開けた。
男とアヤメが話している声が聞こえてくる。

「なんだ?アイリス、まだ帰って無いのか?」

「ちょっと休んでから帰ろうかなって。」

「アイリス、あの千葉って子とその友人たち見なかったか?」

「えーっと、外の方に逃げて行ったわよ。」

男はアヤメをジッと睨んだ。

「何です?」

「アイリス、まさか部屋に匿ったりしてないよな?」

アヤメは多少動揺したが平静を装う。

「そんなことしてないよ?」

「どうかな?お前はいつ、裏切ってもおかしくないし。」

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