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プリンセスを護衛

第65章 美憂のわがまま

俊は部室練の裏にいた。

「成瀬っ!」

優馬が俊の名前を呼ぶ。

「優馬!来るな!」

「えっ?」

俊と睨みあってた男子学生が優馬の方へ歩いて来るといきなり拳をくり出してきた。
優馬の反射神経は並じゃない。
顔の目の前で手のひらでその拳を受け止める。

「優馬…千葉優馬だな?」

「だったら、どうする?」

優馬は平然と言う。
相手の男子学生は大柄だった。
いや、優馬も背は高いが相手は縦だけではなく、横にも大きかった。

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