テキストサイズ

プリンセスを護衛

第65章 美憂のわがまま

優馬は油断なく相手を観察してから聞いた。

「名前は?」

「何?」

「名前だよ。お前の。僕の名前を知っているのに僕がお前の名前知らないのは納得いかない。」

「…強気だね。千葉優馬。結木さんもどうしてこんな人に惚れたんだろう?」

その言葉を聞いて優馬は理解した。

「そうか。君だね。ミュウに惚れた男子学生って。」

美憂が言ってたしつこい男子学生は彼で間違いなさそうだ。

「1つ言っとくけど、しつこいヤツって1番嫌われるの知ってる?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ