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プリンセスを護衛

第66章 どこか遠くへ

卓球をある程度楽しんだ後は夕食の時間となった。
夕食はバイキングだったのだが、かなり豪華な食事であった。

「わあ、すごい!カニ食べ放題だって!」

「ステーキもある!」

「あまり食べなくても元取れそう。」

優、俊、泉が大喜びしてる。
優馬は取り敢えず、ご飯とサラダとスープといった普通のご飯類にカニとステーキを合わせて持って来た。

「あれ?優馬、それは?」

俊が言った『それ』とはトレイに乗っかったハサミであった。
カニバサミである。

「ん?成瀬は持ってこなかったのか?」

「…」

どうやって食べるつもりだったのか聞きたくなったが、優馬だってあまりカニなんか食べたことが無かったし、ハサミだって偶然、目に入ったから持ってきただけだった。

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