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プリンセスを護衛

第14章 犯人と学園祭

「顔洗ってきなよ。」

それだけ言っていなくなった。

(何しに来たんだ?にしても不思議な先生だな。まあこの大学の先生は一体何者みたいな人もいるしな。)


一方…

「千葉くんは違うわ。」

泉がぽつんと言った。

「え?」

「俺もそう思う。」

俊も同感した。

「だって優馬泣いてたよ。」

「泣いてた?」

大地が目を丸くした。

「普通、自分がやったことに対して泣くはずはないし、優馬に嘘泣きが出来るほどの才能があるとも思えないしな。」

「…。優馬さんに悪いことしちゃったな…。」

「分かってる。別に怒ってないさ。」

「優馬さんっ!」

優がびっくりして声をかけた。
教室の入り口には泣きはらした目で笑いかけてる優馬の姿があった。

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