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プリンセスを護衛

第15章 衣装の犯人

電話を切った優馬は泉に言った。

「美憂が貸してくれるって。もうダサくて着ないからって。」

「えっ!本当に?」

数分後、美憂がやって来た。

「これでいい?」

美憂が出したのは、まさにピッタリのワンピースだった。

「助かった。」

おかげで演劇部の講演は大成功だった。

「でも本当に誰だろう?」

大地は首をかしげた。

「そもそも同じ犯人?」

「でしょうね。」

泉が不意に言った。

「もう仕方がないわ。私たちで犯人捕まえましょう。」

「正気か?姉さん!」

「あのね、一番これでも現実的な方法を…」


その夜
泉、大地、優は2日目の衣装を破きに現れるのを予想して衣裳部屋に隠れていた。
ドアがそっと開き、人が入ってきた。

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