日常。自分が分からない…
第2章 彼氏。
そんな毎日だったけど、とりあえず彼氏はいた。
中学三年の時から付き合ってた。
掲示板で出会って、部活が同じバスケ部だったこともあって意気投合して告白されて付き合った彼氏。
バスケに賭けてて、高校ではキャプテンになるって凄く張り切ってた。
だから、部活で忙しくて全然相手にしてもらえなかった。
それが寂しくてある時、そんなに忙しいんだったら別れる?って聞いてみた。
私は、嫌だ。別れたくない。っていう言葉がかえってくると思ってた。
なのに、そっか。そらが言うんだったらしょうがない。別れよ。って、簡単に言った。
あぁ、この一年なんだったんだろ。
この人は、そらのこと好きじゃなかったんだ
やっと今になってそれがわかった。
あんなに優しくて、いっつも、大丈夫。って言ってくれて支えてくれてた。
唯一、支えてくれた存在を私は一瞬で失った。