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私とキミの恋愛事情

第5章 私だって…

「っ…痛っ…!ねぇ、菜子ってば!」

私の腕を握る力が徐々に上がっていく
激痛が走る。

「愛衣…酷いよ。私が光を好きって知ってて…」

菜子の声には怒りと悲しみがあった。

「知ってて一緒に登校しようとしたの!?」

菜子は半分叫びに近い声をあげた。

「違う。たまたま会っただけだよ。」

私は真剣にそう言った。
でも。

「嘘でしょ?どーせ嫌がらせでしょ?…最低!!」

そう言って走って行ってしまった。

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