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私とキミの恋愛事情

第6章 優しさ

「…あの事故はお前のせいじゃねぇだろ」

急に扉の方から声がする。
その声は、私を落ち着かせてくれる…

「お、光じゃん。お久ー♪」
「勇兄…来てたんだな」

光だった。

「光…授業は…?」
「あ?あぁー…」

光は少しだけ何かを考えると。

「サボった。」

なんて言ってた。
何故サボったのか…。

「……とにかくさ。あれは俺のせいだから。愛衣のせいじゃない。」

光は切なそうに言う。
違う。光せいじゃない。
あれは…あれは…。

そう考えたらまた。
視界が眩んで、
目の前が真っ暗になった。

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