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私とキミの恋愛事情

第10章 【俺】は。

#光side

「いってきます」

今日も朝が来た。
俺は当たり前のように学校へ行く。
面倒だし、本当は行きたくない。
でもまぁ、行かなきゃならないので行く。

家から出て少し歩くと、
愛衣が立ってるのが見えた。
そういえば前、菜子に邪魔されて言えなかったんだっけな。

「おい、愛…。…!?」

俺は途中で何も言えなくなった。
なにせ、目の前で勇兄と愛衣が抱き合ったのだ。

「っ…」

俺は喋ることも、動くこともできなくなった。

そしてその後。
勇兄がこっちを見て来た。
やべぇ、って思ったが、勇兄は。
少し笑って、愛衣に何かを言う。
そして、家の中へ入っていった。

「…………んだよ。」

俺は少しだけ、呟く。
するとまたあの光りが。

「…………またかよ。沙夜」

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