風紀委員会委員長、視死萌イアム!
第1章 風紀委員委員長。
「くおら!そこの男子!なんだその格好は!」
「「「ひぃぃぃぃ!!!」」」
私に怒鳴られて…いや、怒鳴られてというより
私の姿を見て三人の男子が悲鳴をあげた。
それもそのはず、私はこの学校でちょっとした有名人だからだ。(男子からは特に)
視死萌(みしも)イアム。 16歳。
高校一年生になったばかりの女子だ。
初めて会った人から言われることは
「珍しい名前だね。」のみ。
確かに今時こんな名前の奴は私以外にいないだろう。
小さい頃は私も嫌っていたが、今ではそうは思わない。
むしろ、気に入っている。