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はれのちくもり、キスのちXX…

第2章 大事な人の、大事な人

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修平からついたというメールが入って、いそいで菜摘と校門前にむかった。


校門前には、修平が自転車にまたがって待っていた。
修平の髪が夕日に照らされて茶色く透き通ってみえた。


「修平」
「やっときた…ってあ、菜摘ちゃん。」
「こんにちは!」
「こんにちは、いつも真央がお世話になってます。」
「いやいやそんな」
「何で修平は保護者みたいなのかな?」
「いやだって俺は真央の保護者みたいな―」


――どかっ


「あほ!もういいから早く行くよ!」
「いってー…」
「菜摘ごめんね、ばいばい!…ほら早くこげっ!」
「…ったく、菜摘ちゃんまたね。」
「あ、うん!」


いつもの馬鹿みたいなやり取りをして菜摘とわかれた。

そしてしばらくしてから気がつく。


「あ、女の子として見てもらうんだった…」
「ん?何か言ったか?」
「なななんでもない!」


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