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はれのちくもり、キスのちXX…

第1章 幼なじみ

着替えて一階へ下りていくと、修平とお母さんがダイニングで話しをしていた。

「お母さんおはよー」
「あ、やっと起きたね。はやく顔と髪整えてきなさい。ご飯用意しておくから。」
「はーい。」
「修平くん、悪いんだけど凌も起こしてきてくれない?」
「ん、分かった。起こしてくる。」
「ごめんねー。」

凌はあたしの弟で現在中2。一番うっとうしい時期だ。
あたしがおこしたらキレるのに、修平が起こすと機嫌よく階段をおりてくる。

「修兄が起こしてくれたー!」
「ごめんね修平くん、」
「大丈夫。なんなら毎日起こしてやろうか、凌。」
「やったー!」
「いいよいいよ修平くん。」
「大丈夫。真央のついでだし。」
「真央も凌も修平くんがいなきゃだめねぇ。」
「げー、姉ちゃんと一緒にすんなよな」

―ドカッ

「いてっ!」
「それはこっちの台詞です、あほガキ!」
「くそ姉やりやがったな!」
「朝から騒がないでよねー!」
「騒がせてんの誰だよ!」

こんなしょうがない兄弟喧嘩をとめるのも…

「二人とも落ち着け。はやく飯くって準備しないと遅刻するぞ。」

修平の役目だったりする。

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