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はれのちくもり、キスのちXX…

第1章 幼なじみ

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「じゃあお母さん行ってきます。」
「行ってらっしゃーい」
「翔子さん、うちの親が今日の夜にうちでご飯食べようって。」
「ん、分かったわ。じゃあまた連絡しとく。」

翔子というのはあたしのお母さんの名前。
仲が良いから名前でよんでいるのだ。
あたしも修平のお母さんを尚美だから尚ちゃんと呼んでいる。

「真央、」
「うん。」

あたしは修平の自転車の後ろにまたがって学校にむかった。

「おい姉ちゃん!ずりーよ!」
「ガキは歩いて学校にいきなー」

家の前の坂道を、風をきって下って行った。


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