テキストサイズ

俺だけの有害図書

第3章 開花したものとは?…

十夜とのセックスにもなれ始めた頃…俺は自分が知らぬ間にさらなる進化を遂げる事に…


「……」

携帯のメール文を確認中…パターン…未だにガラケーな俺の携帯を折りたたみ…


十夜今日は休みか…


何かちょっと寂しかった…いつも甘えてくる奴がいないせいか…


普段通り授業を受け…


休み時間は冷やかされ…


「今日は嫁は休みか?…ニヤニヤ…」

「ついにできちゃったか?…」

「……」

しょうもない寂しい奴らしかかまってこない…十夜無しじゃ俺の人生は何か虚しさでいっぱいだな…


「十夜は大丈夫?…」

「えっ?…ああ、多分…」

「多分じゃないよ…ちゃんと見舞いにいきなよ…彼氏なんだから…」

「う、うん…」

女子はまだ優しい会話だ…クズやろう共とは大違いだ…


「何か、十夜のベタベタがないから…刺激不足なんじゃない涼太?…」

「そんな事はないよ…ははっ…」

「本当に?…あたしで試す?…」

「えっ?…いや…プルプル…」

首を左右に振った…


「えり…からかい過ぎ…十夜に見つかったら全力でいたずらされちゃうよ…」

「そうだよ…あいつこの前なんか…あたしに思いっきりカンチョウしたんだよ…本当死ぬかと思った…」

「……」

か、カンチョウって十夜お前本当容赦ないな…


それからたわいのない話でけっこう楽しんだ…


そうだよな…帰りに十夜の家にお見舞いに行くか…ちょっと遠いけど…


ストーリーメニュー

TOPTOPへ