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俺だけの有害図書

第1章 いきなり、脱童貞?

プシュウー…電車が停車する瞬間に十夜はイってしまった…


はぁはぁ…十夜の涙目で息切らす顔がなんとも…


俺の手は…汗じゃなく…十夜の甘い汁まみれに…完全にエロ漫画の世界だな…これって…


「涼太…」

「ビクッ…と、十夜…」

「もう~この獣…ふふん…」

怒るどころか…笑って甘えて来た…


とりあえず、最寄り駅に着くと…


十夜は…


「ちょっと、トイレ…先に行くなよ…」

「……」

着替えかな…俺もトイレに…


手を洗い…


「……」

キュッキュッ…


何か現実味がない…


本当に俺の記憶に感覚か?…トイレから出ると…


「涼太…もう~俺を待たせるな…」

ぎゅっと腕を組んで来た…


「サッサと行くぞ…」

むにゅ…腕にナイスなマシュマロの感触が…やっぱり現実だ…


十夜は本当に…俺にベタ惚れらしい…


学校でも…


休み時間…


「涼太…はぁー…涼太の愛が足りない…補給っと…」

いぃぃー…


椅子に座ってる俺に対面座位に座り…抱きついて来る…そう、毎回だ…


当然周りの反応は…


「あれ、本当に十夜?…」

「涼太に弱みでも握られてるの?…」

弱みなど握ってはいないぞ…むしろ、あるなら俺が知りたいくらいだ…


野郎共は…


「あの底辺童貞が…リア充に…」

「世の中は無慈悲だ…俺にも愛をくれ…」


発狂するものも妬む輩も…色々だ…


キーンコーン…チャイムが鳴ると…ビクン…


「あーあ…涼太との時間が終わりか…つまんない…」

「ははっ…」

カップルらしい会話何一つもない…ただハグするか…いちゃつくかのどっちかだ…


「じゃあ、涼太…また後でな…んちゅ…」

また、みんなが見てる前で…しかも舌挿入のベロンチュを…



1分経過…


2分経過…


「と、十夜…先生来てるんだけど…」

クラスの女子に言われやっと…


教科の先生…ぷるぷるしながら…


「お前等は、毎回毎回…後で2人指導室に来い…」


当然そうなるよな…


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