君と出会って世界が変わったー。
第3章 病院
それからというもの、裕罹が帰ろうとすると
生は毎回ついて来た。
本当は断りたい裕罹だが、この前のようなことがあったらと思うと恐くて1人では帰れなかった。
そんなある日のこと…
「裕罹ちゃん、帰ろうか。」
「今日は寄る所があって…」
「それってどこだか、聞いてもいい?」
どこに行くのか言わないとずっと聞いてきそうだったので、あまり言いたくはなかったが言うことにした。
「…病院」
「じゃあ俺もついて行く。」
断ろうとしたが、生は真剣な表情をしていたので
断れなかった。
校門を抜けて二人で歩いていると、生が質問してきた。
「病院に何しにいくの?」
「検査と、あとお見舞い。」
「友達の?」
不思議そうに生は聞いてきた。
「うん。」
「そっか〜、俺も行ってもいい?」
「…好きにして。」
表情一つ変えずに裕罹は言った。
あれ以来、生は裕罹の笑顔を見ていない。
だからもう一度見たいと思っていた。
友達と話してる時は笑顔になるかもしれない。
そう思ったのだ。
生は毎回ついて来た。
本当は断りたい裕罹だが、この前のようなことがあったらと思うと恐くて1人では帰れなかった。
そんなある日のこと…
「裕罹ちゃん、帰ろうか。」
「今日は寄る所があって…」
「それってどこだか、聞いてもいい?」
どこに行くのか言わないとずっと聞いてきそうだったので、あまり言いたくはなかったが言うことにした。
「…病院」
「じゃあ俺もついて行く。」
断ろうとしたが、生は真剣な表情をしていたので
断れなかった。
校門を抜けて二人で歩いていると、生が質問してきた。
「病院に何しにいくの?」
「検査と、あとお見舞い。」
「友達の?」
不思議そうに生は聞いてきた。
「うん。」
「そっか〜、俺も行ってもいい?」
「…好きにして。」
表情一つ変えずに裕罹は言った。
あれ以来、生は裕罹の笑顔を見ていない。
だからもう一度見たいと思っていた。
友達と話してる時は笑顔になるかもしれない。
そう思ったのだ。