君と出会って世界が変わったー。
第3章 病院
「じゃあそろそろ帰るね?」
「…次はいつ来る?」
「二週間は病院に通わなきゃいけないし、週末は一泊入院の検査があるから、しばらくは毎日来るよ。」
「そっか…」
裕罹の言葉を聞いて、綾は安心したように
ホッと胸を撫で下ろした。
「じゃあまた明日ね?」
「嗚呼、また明日…」
綾は少し名残惜しそうにしていたが、
そろそろ暗くなるので裕罹は綾の病室を後にした。
帰り道…
「裕罹ちゃん、検査だっけ?結果…悪かったの?」
「いいえ。毎月大掛かりな検査を受けなきゃいけないの。」
「そっか。えと、そのー…病気、なの?」
生は裕罹に遠慮がちに聞いて見た。
「病気じゃないわ。…ちょっと精神的なもの…。」
すると裕罹の表情が先程より強張る。
「病気なのは私じゃなくて、綾の方。」
生は少し聞いてはいけないようなことを聞いてしまったような気がして、
申し訳なさそうにした。
「貴方が聞いてきたんでしょ?申し訳なさそうな顔しなくていい。」
裕罹は生の方を見ながら言った。
「綾はね…」
「…次はいつ来る?」
「二週間は病院に通わなきゃいけないし、週末は一泊入院の検査があるから、しばらくは毎日来るよ。」
「そっか…」
裕罹の言葉を聞いて、綾は安心したように
ホッと胸を撫で下ろした。
「じゃあまた明日ね?」
「嗚呼、また明日…」
綾は少し名残惜しそうにしていたが、
そろそろ暗くなるので裕罹は綾の病室を後にした。
帰り道…
「裕罹ちゃん、検査だっけ?結果…悪かったの?」
「いいえ。毎月大掛かりな検査を受けなきゃいけないの。」
「そっか。えと、そのー…病気、なの?」
生は裕罹に遠慮がちに聞いて見た。
「病気じゃないわ。…ちょっと精神的なもの…。」
すると裕罹の表情が先程より強張る。
「病気なのは私じゃなくて、綾の方。」
生は少し聞いてはいけないようなことを聞いてしまったような気がして、
申し訳なさそうにした。
「貴方が聞いてきたんでしょ?申し訳なさそうな顔しなくていい。」
裕罹は生の方を見ながら言った。
「綾はね…」