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君と出会って世界が変わったー。

第5章 妬みと友達

あれから数日後。

裕罹は生と帰るのが当たり前になっていた。

毎回断ろうとはするものの、

生が色々と理由をつけて来るので、

断ることが面倒になってきていた。



そんな今日の昼休み…


「御巫さん、ちょっといいかしら?」

「何かようですか?」



そうききかえすと、その人はニヤッと怪しい笑みを浮かべた。


「ちょっと屋上でお話したいんだけど…」


嫌な予感はした。


でも断る理由が見当たらない裕罹は、

彼女の後をついていった。



その姿を生は横目で誰にも分からぬように見ていた。

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