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君と出会って世界が変わったー。

第6章 本当の友達

あれから数日後。

裕罹には、氷室 深郗からの友達申請が毎日のように続いていた。



そして、今日の昼休みも。

深郗はめげずに裕罹の前に現れた。




「どんなに言われても、嫌なんだからならないよ…」


そう言って裕罹は深郗を突き放そうとする。



でも今日は何故か、いつもと顔つきが違って見えた。



「今日は友達になろうと言いにきたわけじゃありません。貴方に話があるんです。」


深郗の表情があまりにも真剣で、

裕罹はその姿に圧倒された。


「聞いて…くれますか…?」


その真剣な眼差しに、裕罹は頷くこと以外出来なかった。



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