君と出会って世界が変わったー。
第6章 本当の友達
休み時間になると、
クラスの皆は安野さんを囲んで質問攻めにしていた。
「安野さんって水速くんと知り合いなのー?」
「ええ。私も小さい頃はこっちに住んでたの。いーくんとは幼馴染だよ!」
安野さんがそう言うと、皆は歓声をあげていた。
そんなクラスメイトをみて、愛歌ちゃんはため息をついていた。
「水速くんの幼馴染か…」
思わぬ人が現れて、愛歌ちゃんは落ち込んでいた。
すると安野さんは取り囲む生徒たちの間をすり抜け、
男子と話していた水速くんの元へ向かった。
「いーくん!お願いがあるんだけど…」
「美羽…なんだ、お願いって?」
「私転入したばっかで学校内のことあんまりわからないから、案内してくれない?」
「ああ、いいよ。」
そう言うと、二人は教室から出て行ってしまった。
ふと愛歌ちゃんの方をみると余程先程の会話がショックだったのか、机に顔を伏せていた。
そして安野 美羽は、愛歌ちゃんの恋敵になった。
それだけなら良かったんだ。
この後、彼女は更に私たちを苦しめることになる……
クラスの皆は安野さんを囲んで質問攻めにしていた。
「安野さんって水速くんと知り合いなのー?」
「ええ。私も小さい頃はこっちに住んでたの。いーくんとは幼馴染だよ!」
安野さんがそう言うと、皆は歓声をあげていた。
そんなクラスメイトをみて、愛歌ちゃんはため息をついていた。
「水速くんの幼馴染か…」
思わぬ人が現れて、愛歌ちゃんは落ち込んでいた。
すると安野さんは取り囲む生徒たちの間をすり抜け、
男子と話していた水速くんの元へ向かった。
「いーくん!お願いがあるんだけど…」
「美羽…なんだ、お願いって?」
「私転入したばっかで学校内のことあんまりわからないから、案内してくれない?」
「ああ、いいよ。」
そう言うと、二人は教室から出て行ってしまった。
ふと愛歌ちゃんの方をみると余程先程の会話がショックだったのか、机に顔を伏せていた。
そして安野 美羽は、愛歌ちゃんの恋敵になった。
それだけなら良かったんだ。
この後、彼女は更に私たちを苦しめることになる……