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君と出会って世界が変わったー。

第6章 本当の友達

それから安野さんは

水速くんから一歩も離れなくなった。



一方愛歌ちゃんは、今まで以上に暗い顔をしていた。


お昼になってもほとんど物を食べず、

ずっと上の空だった。





水速くんだって、愛歌ちゃんの異変に気づいているはずだ。


でもそれで安野さんから自分が離れれば、愛歌ちゃんがさらに危ない目に合うことが目に見えているから…



水速くんだって闘っているんだ!

私は自分に言い聞かせ、愛歌ちゃんに話しかけた。



「愛歌ちゃん、帰ろ?」

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