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君と出会って世界が変わったー。

第6章 本当の友達

私も愛歌ちゃんも、水速くんの後を追った。



水速くんの後をついて行くと、屋上についた。





するとそこには息を切らした水速くんと


フェンスの外側にいる安野さんの姿があった。







「やめろ!美羽!!」



「私なんて…私なんて……」









だめだ、聞こえていない…





安野さんは本当に死ぬ気でいるの…?



急に怖くなって、背筋がぞっとした。











すると水速くんがまた口を開いた。








「俺が悪かった。お前を1人になんかしないから…頼む…死ぬのだけはやめてくれ…!!」




そう言って、フェンスの外側に出ると安野さんを引っ張って内側に入り、抱きしめた。







愛歌ちゃんは複雑な表情をしていた。


死ななくてよかったという気持ちと、

水速くんに抱きしめられているという嫉妬の気持ちによって。






「俺がそばにいるから……」



「…ずっと……?」



そう言った安野さんの目は涙で少し光っていた。



それと同時に更なる恐怖も感じた。







「あぁ…ずっとだ……!」




水速くんがそう言った瞬間、

安野さんは満面の笑みを浮かべていた。


愛歌ちゃんの方をみてー。







私は、


安野さんはこれを言わせたかったんだな


と、悟ることしかできなった。









他には愛歌ちゃんに何もしてあげられなかった。








そして更なる地獄が待ち受けていた…

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