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優しくしないで

第2章 歌声の隣で


放課後カラオケに集合した


先に着いた私たちはカラオケの部屋で太一達を待った


後から太一と友達の剣と陸上部の後輩が一人…



それと、静ちゃんも一緒に来た…




「わり〜…学校でるの遅れてさぁ〜」


『あ…いいよ別に。
剣、久しぶり。』


太一との会話を切り上げで私は剣と話しをすることにした。



剣は陸上部で一緒だったし、クラスも同じだった
初めて見る後輩よりは話しやすい。


「皆、留美の友達?
可愛いじゃ〜ん!
俺、杉本 剣(スギモト・ケン)
陸上部三年生で〜す。
こっちのイケメンは、
石田 太一(イシダ・タイチ)!しかし、隣の静ちゃんが彼女なので、ロックオンはしないでね〜。
で、こっちは後輩の春樹(ハルキ)ま…人数あわせ?」


「ちょっと…雑っすよ、先輩」


剣の紹介で和みワイワイとカラオケを始めた。



『留美ちゃん、久しぶり。』


静ちゃんが隣に座り話しかけてきた



『久しぶり。元気だった?太一とはラブラブだね』


静ちゃんは照れながら笑った。

笑った時のえくぼが可愛らしい



『久しぶりに留美ちゃん達とカラオケ行くって盛り上がってたから!ついて来ちゃった!!!沢山歌うぞ〜』


無邪気にはしゃく静ちゃんの横で太一は普通科の子と話しをする




静ちゃんは…器が大きいのか?


ヤキモチとか…ないのかな?



私は太一を見てみないふりをした。


カラオケでは剣が盛り上げ後輩が演歌をむちゃぶりされ苦笑いで歌ったり楽しんだ。

静ちゃんも普通科の友達と初対面なのに盛り上がっていた



私はドリンクバーのお代わりをとりに部屋を出た。



すると、角を曲がった所で…


太一とぶつかった…







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