優しくしないで
第5章 夏のつま先
プールの中は人混みで、
ごちゃごちゃしていた。
ウォータースライダーは列が出来ていた。
しかし、後輩君は普通科の女子二人を連れて列んでても乗りたいと三人で向かった
太一と静ちゃんは一つの浮輪で、流れるプールを流れていた
私は、剣と波の出るプールで波に乗って遊んだ。
太一の事は
気になった…
気になる…
でも、気にしても
ダメだと思った
今は、剣と楽しもう!!!
「ん?どうした?
留美は笑え!辛くても、楽しくても笑え〜!!!」
ドボ〜ン!!!
意味不明な事を言って剣は波に飲み込まれた!!!
『剣!!!』
プハ〜と顔を出す剣に
笑っていると
「な?留美は笑っててくれた方がいい。
太一も静も…俺も、
笑ってる留美が好きだから」
『剣?』
「好きだよ。留美」
『え……』
ドボ〜ン…
今度は、二人で
波に飲み込まれた…
プハ〜と二人で水面に
上がると…
剣がケラケラ笑っていた