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優しくしないで

第5章 夏のつま先


「高三夏の思いでだ!
気にするなよ?
俺は、留美に彼女になって欲しいとか思ってね〜し。このまま、友達で十分幸せだから」



『剣…ありが…』



ドボ〜ン!!!



また、二人で波に飲み込まれた!!!



水面に出た私達は…


笑顔で、
互いの濡れた姿を笑った!





久しぶりに…



大声で笑った




ありがとう










こんな

私を思ってくれて…






ありがとう











ごめんね…

思いに

答えてあげられなくて











剣…



ありがとう…ごめんね…





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