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優しくしないで

第5章 夏のつま先


「留美ちゃん…
この姿勢が…苦手なんだね。ごめん、ごめん…
すぐに終わるから」


仁さんの声に…
コクんとうなずき


下唇をギュッと噛む





仁さんは…手早くシャンプーとトリートメントを終わらせてくれた…




『すみません…』



「いや…いいよ、苦手なお客様を満足させられない俺か゛まだまだって事だから」



仁さんは微笑み、
私を別の席に案内しドライヤーで髪を乾かしてくれた


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