聖夜に天使は舞い降りて~angel only for me~
第2章 天使は聖夜に舞い降りて……
ここにきて初めてこの状況を掴めた気がする……。
確かに夢だとしたらこの出来事は納得ができる。
それをふまえた上で彼女を見上げた。
容姿、顔立ち、かわいい声……。
改めて見てみるとその全てが僕の好みにドンピシャリだ。
今までの疑惑から一転、全てを受け入れ彼女の言葉に耳を傾けた。
「あの時あなたが私の羽根を拾ってくれたから、私はそれを目印にしてあなたの所に降り立つ事が出来ました」
「へぇ~、なるほどね~。
これがあったから今、君はここに……。
君が天使で……」
「はい!」
「僕の所に降りてきた・・・」
「そうです!」
「───何のために?」
夢とは言え……。
いや、夢なんだけどクリスマスに天使が空から降りてきたなんていうお誂(あつら)え向きなご都合主義を、自分の中で解決しておきたかった。
だって、あまりにも自分で自分が悲しすぎるから。
夢とは言え……。
いや夢だからこそ……。
こうして僕が何となく呟いた疑問を聞いていた彼女は、何故だか急に顔を紅くし始め視線を合わさなくなった。
「あっ……。そ、それはですね・・・。
なんて言ったらいいのか……」
そして増々言葉をつまらせ、次第にもじもじし始める。
その仕草が何とも愛らしかった。
「えっと……。その───」
彼女が一体何を言おうとしているのか、この時の僕には皆目見当もつかなかった。
でも、その理由はすぐに分かることになる。
「あの……。今し方逢ったばかりで大変恐縮なんですけど───」
そう、次の瞬間……。
それを聞いた僕は、まさかと耳を疑ったんだ……。
「その・・・。
私と……、えっち・・・して……、頂けませんか・・・?」
確かに夢だとしたらこの出来事は納得ができる。
それをふまえた上で彼女を見上げた。
容姿、顔立ち、かわいい声……。
改めて見てみるとその全てが僕の好みにドンピシャリだ。
今までの疑惑から一転、全てを受け入れ彼女の言葉に耳を傾けた。
「あの時あなたが私の羽根を拾ってくれたから、私はそれを目印にしてあなたの所に降り立つ事が出来ました」
「へぇ~、なるほどね~。
これがあったから今、君はここに……。
君が天使で……」
「はい!」
「僕の所に降りてきた・・・」
「そうです!」
「───何のために?」
夢とは言え……。
いや、夢なんだけどクリスマスに天使が空から降りてきたなんていうお誂(あつら)え向きなご都合主義を、自分の中で解決しておきたかった。
だって、あまりにも自分で自分が悲しすぎるから。
夢とは言え……。
いや夢だからこそ……。
こうして僕が何となく呟いた疑問を聞いていた彼女は、何故だか急に顔を紅くし始め視線を合わさなくなった。
「あっ……。そ、それはですね・・・。
なんて言ったらいいのか……」
そして増々言葉をつまらせ、次第にもじもじし始める。
その仕草が何とも愛らしかった。
「えっと……。その───」
彼女が一体何を言おうとしているのか、この時の僕には皆目見当もつかなかった。
でも、その理由はすぐに分かることになる。
「あの……。今し方逢ったばかりで大変恐縮なんですけど───」
そう、次の瞬間……。
それを聞いた僕は、まさかと耳を疑ったんだ……。
「その・・・。
私と……、えっち・・・して……、頂けませんか・・・?」