聖夜に天使は舞い降りて~angel only for me~
第4章 天使と聖夜の夜明けまで──♪
『ハァ───、ハァ───』
重なる呼吸───。
「うっ……。ああっ……」
重なる身体───。
「いっ・・・、あああっ・・・」
そして重なる鼓動───。
僕とエルナは小さな動作を一つ一つ重ねていく度、一つ一つ合わさっていく……。
ヒトツになって逝く・・・。
まるでお互いの身体という境界線すら惜しいほどに・・・。
「あっ……、い……、あ───」
また一つ、また一つと快感の度合いが昂(たか)まってゆく……。
「ん……、ぐ……、たぃ───」
『ハァ───、ハァ───、ハァ───』
───こうして永遠に近い程の時が重なった時……、僕の全てはエルナによって包まれた。