聖夜に天使は舞い降りて~angel only for me~
第4章 天使と聖夜の夜明けまで──♪
ハァ───、ハァ───。
「は……、入った・・・。
全部……、入ったよ?」
「はぁ……、はぁ……。
はい・・・。あなたを……、感じます・・・」
ひくつく僕と、うごめく彼女……。
今度はお互い、一ミリたりとも動く事が出来なくなっていた。
僕は、彼女の最奥で爆発しそうで動けない……。
彼女の方はどうだろうか・・・?
やや辛そうな表情をしているように見える。
やっぱり破瓜の痛みに耐えているのだろうか・・・。
僕の気持ちよさとは引き替えに……。
ごめん……。エルナ・・・。
でも僕はこのまま動かないなんてできそうもないや。
童貞だからエッチにがっついてるなんて思われたくはないけれど、こんな夢にまで見たシチュエーションを前にして、がっつくなって言う方が正直……。
無理だ。
エルナには申し訳ないと思いつつも、僕はゆっくり、ゆっくりと腰を動かし始めた。