聖夜に天使は舞い降りて~angel only for me~
第4章 天使と聖夜の夜明けまで──♪
「あ、ごめん……。実はさ、今大変なこと思い出しちゃって・・・」
「大変な、こと・・・?」
「うん……。それがさ、今・・・。
───ナマでしてるんだ……」
そう……。
思い出した事というのは、挿入する時にあまりにも興奮していた為か・・・、紳士のマナーキャップ・・・。
コンドームをし忘れていたという事に・・・。
……って、実を言うと持ってはいないのだけれど・・・。
だからと言って、このまま欲望に任せて初対面の女の子に中だしをするわけにもいかない……。
どうしようか・・・。
「はい……。その……、気持ちいい……です・・・」
また顔を紅くしてそんな事を言ってくる……。
かわいいんだけど、そうじゃない。
「いや、そういうんじゃなくてさ。
ナマでしてるって事は……、妊娠とかが心配───」
そう言いかけた瞬間、エルナの唇が僕の唇を優しく塞いだ。