聖夜に天使は舞い降りて~angel only for me~
第1章 非モテボッチと白い羽根
それから風呂を上がった僕は簡単な晩御飯の支度を済ませるとテレビを見ながらそれを食べていた。
やっぱり年末の番組。
大して見るものもない……。
そうやってテレビを消しつつご飯も食べ終わり、片付けようとしていたそんな時だった。
またもあの白い羽根がはらりと僕の前に舞った。
どうしてまたこんな物が……?
コートのポケットを探ってみると、さっきの拾った羽根は確認できたので、それとは違う羽根だというのがわかる。
だったらどうして白い羽根が落ちてくるのだろうか?
それも部屋の中なのに……。
不思議に思いつつ、また落ちてきたそれを手に取り天井を見上げてみた。
すると一つ、また一つと白い羽根が舞い落ちるのと同時に、今度は光り輝く人のような姿をしたものがいきなり僕の目の前に現れた。
「えっっ!! えっっ!?」
辺りに羽根を舞い散らせ、空からやってきたかのように現れたそれ。
それは何というか……。
まるで天使でも舞い降りたかのような光景・・・。
この現状を目の当たりにした僕は、声さえ出ずただただ茫然と見ていた。
次第に退いていく眩(まばゆ)い光……。
その中からは、背中に翼を持った純白輝かしいカワイイ女の子が現れた。
それは見た目の通り、天使と呼ぶに相応しい風貌。
そして、光の中から現れたその少女は瞑っていた目をゆっくりと見開いた。
「ようやくあなたの下(もと)に降り立てました!」
彼女は、ゆっくりと微笑みながら続けた。
「初めまして! 私、エルナと言います!」
───突然僕の前に現れた女の子。
彼女との出逢いは僕の暗かった人生を大きく変えていく出来事になった。
やっぱり年末の番組。
大して見るものもない……。
そうやってテレビを消しつつご飯も食べ終わり、片付けようとしていたそんな時だった。
またもあの白い羽根がはらりと僕の前に舞った。
どうしてまたこんな物が……?
コートのポケットを探ってみると、さっきの拾った羽根は確認できたので、それとは違う羽根だというのがわかる。
だったらどうして白い羽根が落ちてくるのだろうか?
それも部屋の中なのに……。
不思議に思いつつ、また落ちてきたそれを手に取り天井を見上げてみた。
すると一つ、また一つと白い羽根が舞い落ちるのと同時に、今度は光り輝く人のような姿をしたものがいきなり僕の目の前に現れた。
「えっっ!! えっっ!?」
辺りに羽根を舞い散らせ、空からやってきたかのように現れたそれ。
それは何というか……。
まるで天使でも舞い降りたかのような光景・・・。
この現状を目の当たりにした僕は、声さえ出ずただただ茫然と見ていた。
次第に退いていく眩(まばゆ)い光……。
その中からは、背中に翼を持った純白輝かしいカワイイ女の子が現れた。
それは見た目の通り、天使と呼ぶに相応しい風貌。
そして、光の中から現れたその少女は瞑っていた目をゆっくりと見開いた。
「ようやくあなたの下(もと)に降り立てました!」
彼女は、ゆっくりと微笑みながら続けた。
「初めまして! 私、エルナと言います!」
───突然僕の前に現れた女の子。
彼女との出逢いは僕の暗かった人生を大きく変えていく出来事になった。