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恋して桜!

第8章 [現代トリップ版]もしもシリーズ

ここは、株式会社新選組の社長室。

会津肥後の守容保公「芹沢、近藤 忙しい時に悪かったな」

芹沢「いえ。」含みを持たせたような返事を返す


近藤「お気にならないで下さい。」いつも通りの人の良い笑顔で返す


会津肥後の守容保公「二人に来て貰ったのは、他でもない…
新たなプロジェクトを立ち上げようと思ってな。」

芹沢「ほぉ。」
近藤「もう少し詳しいお話を聞かせて頂けませんか?」

会津肥後の守容保公「ああ。実はな、何社かで今回共同企画をする事になってな。
"日本の美味しい再発見"をテーマに美味しいモノをプレゼンして貰いたいんだ。」

近藤「ほぉぉ。それは素敵ですね」
曇りない笑顔で近藤が楽しそうにする。

芹沢「代表、口を挟んで申し訳ありません。
食材は既にお決まりですよね?お伺いして宜しいですか?」
眈々と、的確な質問をする

会津肥後の守容保公「流石、芹沢だな。今回は茶だ。」

芹沢、近藤「茶⁉」

会津肥後の守容保公「そうだ。
今回は和食や和菓子や"和"がメインなのでな。
お茶は必須だろう!という流れになったんだ。」

……


会津肥後の守容保公「ちなみに、今回のサブテーマは男が選ぶ"和"だからな。宜しく!」

芹沢(宜しくって事は、下手に女子社員に頼れないって事じゃないか…食企画を男だけでやれと?
難易度高いな)

近藤(お茶か、美味しいからな!)

コンコン
秘書「代表、失礼致します。◯◯会社様との打ち合わせのお時間です。」

会津肥後の守容保公「ああ、今いく。
時間はないが2週間後のこの時間に、芹沢班と近藤班でプレゼンして貰う。
良い方を我が社の企画として出すからな。宜しく頼むぞ。」

芹沢、近藤「了解致しました。」

両極端な心持ちの二人は、礼をして社長室を後にした。

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