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恋して桜!

第9章 不知火さんに恋したら

不知火side
千鶴の部屋の前、みんな解散した後に
二人で話してみたくて来ちまった。

トントン

ゆっくりと襖が開く

千鶴「あれ?不知火さん帰られたんじゃないんですか?」
不知火「いや、なんかお前と話してみてぇなって思ってよ」
千鶴はびっくりして固まった後、「とりあえず、お茶用意しますね」
と、パタパタ静かに歩いて行った。


不知火は千鶴の部屋に座る。
千鶴の部屋は千鶴の柔らかな香りがする…
部屋の隅に置かれた行李、特に香りがする。

千鶴が戻る前にそっと行李を開くと匂い袋があった。
そんなのを見ると微笑ましくなってしまう。

パタパタ

千鶴が帰ってきた音がして、俺は慌てて行李を元に戻した。

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