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年下の彼に一目惚れをしました。

第3章 #3



 「全く、世話が妬けるなあ…。
 ほい、保健室に行くよ?
 あ、君達もついてきてね」


千夏は殴られた男の子の腕を掴み
立たせて羽柴くんを押さえていた
男の子達も見る。

そして私を見て、


 「こっちは心配しなくて
 いいから行っておいで?」


って優しく微笑んでくれた。

私は"うん"って頷いて羽柴くんを
走って追いかける。

追いかけるとは言ったものの、
何処に言ったのかな?

私は立ち止まり、少し考えて
一つだけ思い浮かんだ図書室へと
足を向け走る。

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