年下の彼に一目惚れをしました。
第3章 #3
「えっと…あの、その…
さっきなんで、喧嘩を…?」
私はチラチラと羽柴くんの顔を見る。
「…」
羽柴くんは"はぁ…"とため息を吐いて
私から離れる。
「あんたには関係ない
それにあんたに話しても
あんたにわかるわけがない」
…。
あれ?頭にきたのは私だけかな。
なんか無性に羽柴くんに対して
ムカついてきた。
「じゃあ、俺、行くから。」
そう言って、羽柴くんは図書室の
扉を開けて、
「あ、そうそう。
あれぐらいの問題解けないとは
あんたばかだね」
と言い残し、扉を閉めた。