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永遠というウソ

第4章 彼の新クラス

『お前、F組だぞ!』

なんとか2年に進級できた俺は
今日から新クラスだ。

『Fでなんで良かったなん?』

『だって、見てみろよ!』

校庭にデカデカとはりだされてる
各クラスの名簿のFのところを見る。

なんか、好きなやつも嫌いなやつも
半々くらいだなぁ~

……!?

ウソだろ……。泣ける!

『お前、石松ゆりと同じクラスだぞ!』

確かに同じクラスだよ…

俺があの道で
あの笑顔に一目惚れした。

俺が恋した、石松ゆりと同じだ……

泣ける。泣きそう!

『よっしゃ!』

『良かったな~!俺はEだぜ』

『離れたか…』

『でも隣だし!まぁ頑張ってこいよ!』

『ありがと。んじゃ!』

『おう!』

愛哉と別れて、自分の教室へ。

やべ。緊張する。

そんな俺は、杉田翔。

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