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永遠というウソ

第1章 幸せだった日々


あの日は雨が降ってた

よく二人で行ってた公園の
屋根がついているベンチに座ってた

いつもは隣に座るのに
彼は立ったままだった

『話ってなに?』

『別れよう』

とても急だった
信じられなかった

『俺、好きな人がいる』

あんな真剣な顔は初めてだった
それで
あぁ、本気なんだって感じた

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