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会議室から恋。

第22章 10 坂下健人

「用意、できた?」

「うん」

二日間の検査入院。

腕以外は何も異常はなく、すぐ退院できるようになった。

「黒田様、出れるときに出てこいって。どうせ休みやからって」

「うん。適当に顔出すよ」

ずっとついていてくれてる杉山さん。

迷惑かけっぱなしだ。

そんなことより。

こんなに近くにいるのに何もできないのも、もう限界だ。

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