タイトル未定。
第1章 0
7月26日
朝、8時30分。
今日から待ちに待った夏休み。
まだ弟の瞬は寝ていて、今はお兄ちゃんのご飯待ち。
お兄ちゃんの作る料理は世界で一番美味しい。
私が小学4のころからずっとこの味を食べて来た。
「お腹すいたーあ。」
料理の匂いに腹の虫がないている。
「もうちょっと待って」
フライパンの上に乗った目玉焼きと味付けされたウインナーをお皿に盛り付ける。
手慣れた手付き。その動きはとてもしなやかで綺麗だ。
腕まくりされた部屋着から覗く 白く血管の浮いた手首。
お兄ちゃんの全てに見惚れてしまう。
「はい、出来た ってオイ
なにぼけっとしてるわけ?」
「ん、あははっ、はいご飯ご飯!
あ、その前に瞬起こしてくるね」
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