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ホストに恋

第25章 25


キキィ…

倉庫につき車から飛び出し…足で倉庫を開ける瀬戸

「……………」

瀬戸が目にした光景………

全裸の太一

髪わ乱れ

額から血

体中に赤い内出血

そして……焼けただれた……傷…そしてうつ伏せに倒れていた

健三の手にわ、まだ熱い火箸が握られていた


「…けん…ぞ…お前…何…してやがる…」
火鉢を落とす健三

「僕わ、あなたをお守りしたいんです、誰もあなたに近づけない………」

「コノヤロおぉぉぉぉ……………」

ボンッ…
健三の顔を殴りつけ
倒れた健三に馬乗りになる…

殴りつづけた……

「…ゆ…さく…やめ…て」

…太一が止めた

「…太一!!…お前生きてんのか!!太一………太一!!」

携帯を出し救急車を呼び、警察にも電話した

「太一………太一……」

瀬戸が太一を腕の中に抱き顔をうずめて泣いていた

「ゆ…う…さく」

瀬戸の頭を撫でる太一

「ゆ…さく、来るの遅いょ……待ちくたびれ…ちゃった……」

太一の目から大粒の涙が溢れていた

「太一………」

「来てくれて……あり…が…」

意識を失う太一

救急車に一緒に乗り込み病院に向かう

処置してる間に由佳に連絡した

しばらくして由佳が血相を変えやってきた

「お兄ちゃんわ!?…お兄ちゃん…わ?」

「まだ、処置中…俺のせいだ…ごめんな」
「瀬戸さ…ん?」

「すまない…」

頭を下げる瀬戸

由佳わ、ただ処置室を見つめる。

パタン

処置室が開いた

「先生!!お兄ちゃんわ!?お兄ちゃんわ!?」
「命にかかわることわ、ありません…ただ全治にわ、かなりかかると思います。」

「…そんな…お兄ちゃん…」

由佳を抱きしめる瀬戸

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