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ホストに恋

第31章 31


「おはよう!!」

「おはよう!!」

雅哉が学内に入った瞬間

「池田くん!!」

美羽が雅哉の前に走って来る

「美羽さん、どうしたんですか?」

「パパが!!パパが認めてくれたの!!許してくれたの!!」

「良かったぢゃん!!」

雅哉の手をつかみまんべんな笑みで微笑む
周りの視線など気にならなかった



「雅哉…お前…あの人と知り合い?」

「え?…ん…まぁ」

「まぢかよ!!なぁ、紹介しろよ!!めちゃくちゃ美人だよな。」

「断る!!」

席を立つ雅哉。


サークルに行くと部長に早速聞かれた

「朝から美羽とラブラブだったんだってな!!」

「ラブラブなんかぢゃ……」

「何があったんだよ!!言えよ!!」

「内緒です。」

「ったく!!雅哉コートに入れ。」

「はい。」


「池田くんの相手わ私よ!!」

美羽が入ってきた

「美羽。」

「池田くん、行きましょ!!」

「はい」



二時間汗をかきクタクタの雅哉

「お疲れ!!池田くん!!」

「お疲れ様」

「池田くん…私保育士の勉強始めることにしたの。大学わ来年卒業してから、一年勉強して試験受けようと思う」

「そっか。美羽さんならきっとなれるよ。」

「ありがとう」

「帰ろう。」

自転車置き場まで歩く

「ぢゃ、俺帰ります。」

「待って!!私も自転車なの!!一緒に帰ろう」

高そうな新しい自転車を指差す

「美羽さん!!」


「これからわ、一緒に帰ろ!池田くんがよければだけど」

「いいに決まってるぢゃないですか!!良かったら行きつけの店で飯食べませんか?」

ラーメン屋に入る雅哉と美羽

「おいしい!!私、ラーメン屋さん来たの初めてかも。」

「また来ようね」

「ご馳走さま」

「うん、ぢゃ送ります」

「近いから大丈夫だよ」

「ダメです、ちゃんと送らせてください」

「ぢゃ、お願いします」

美羽の家に着いた

豪邸が目の前にあった

「すげっ!!」


「フフ!雅哉くんて、楽しいね。一緒にいると気持ちが楽になる」

「俺もです!!」

「クス…ぢゃ、また大学で、おやすみ」

「おやすみなさい」

美羽が見えなくなるまで見送った

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