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ホストに恋

第31章 31


「翔太さんて独身?」

「あぁ…そうだよ」

カウンター席にいつも座る常連の女

「私、立候補しちゃお!!」

「それわそれわ光栄です。」

「翔太さんの好みってどんな感じの人?」

「男…」

「やっだぁ…冗談やめてよ!!気持ち悪い!!」

作り笑顔で一緒に笑う翔太

…早く帰れ…クソ女…

「ぢゃ帰ろっ!!」

「ありがとうございます」

「また来るね!!」


「はぁ…うぜっ」

クスクス

後ろで笑う真理

「翔太さん、我慢の限界だったでしょ…」

「かなり…キレそうだったわ…あの女…」

「それだけ拓哉さんが好きなんですね。私、ミルクの時間なんで外しますね」

「お!そっか、了解」

真理わ拓哉の自宅に行き子供にミルクをやる

太一と拓哉が見ているのだ

太一わ、インターネットで仕事を始め、そこそこ収入を得ていた
「真理!お疲れ様、今日もいい子だったよ」

「ほんとに助かってる太一くんや拓哉さんのおかげで。」

「こっちも毎日癒やされてるし、な、拓哉!」

「うん、だから気にせず仕事して!!」

「ありがとう」

ミルクを終え店に戻る真理

「翔太さん、戻りました」

「お!拓哉飯食った感じだったか?」

「クスクス…はい、食べてましたよ。」

「なんだよ…」

「翔太さん、拓哉さんの話しする時、凄く可愛らしい顔するんだも、」

「……可愛らし……は…早く仕事仕事…な…」

真理わ、少し羨ましく思った。


「さて、店閉める」

店内を片付け真理が帰る

売り上げチェックし、店を閉めた時

「翔太…さん!!」

「何…してるんすか?」

「待ってたの!!良かったら今から飲みに行かない?」

「悪いけど、用事あるし、」

「…お願い…」

「申し訳ありません」

「翔太さん!!」

いきなり抱きついてきた。

「お客様…困ります…」

引き離す翔太

「翔太さん…ごめんなさい。」

深々と頭を下げ走り去った


「ただいま…」

「おかえりー翔太!!」
抱きつく拓哉…………しかし………すぐに離れる

……香水……

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