ホストに恋
第31章 31
「翔太さん、今日飲みに行きましょうよ」
「客とわ、ダメなんで…」
「翔太さん…」
「申し訳ありません」
「夜、終わるの待ってるから」
「いえ、困ります」
案の定、女わ居たのだ…
「翔太さん…!!」
「いい加減にしてもらえますか?迷惑です」
女が泣き出す
明らかに嘘泣き…
「お客様、また明日店で待ってますから」
女を突き放す。
「はぁ…参ったな」
「ただいま…」
「お帰り!!」
「拓哉~っ…」
抱きついてくる翔太…
まただ…香水
「嫌だ!!」
「拓哉……」
「翔太…最近香水プンプンさせて帰ってくる…俺…嫌だ…何でそんなに香水がつくの?女に触れさせてるのか?」
「…ちがうっ…無理やりくっつかれてな……」
「毎日?!」
「拓哉……」
「……もう…いい…脱いで…クリーニング出すから…」
拓哉が二階に上がる
風呂に入る。
二階に上がると拓哉がいなかった。
「拓哉?」
車がなくなっていた
「拓哉!?」
携帯にかけるが持って行ってなかった。
拓哉……
しばらく待つと車のエンジン音が聞こえた
「拓哉!?」
裸足で飛び出し拓哉を抱きしめる
「翔太…!?どうしたの!?苦しいよ…」
「拓哉…ごめん…嫌な思いさせちまって…」
「いいよ。」
「俺が悪かった…」
「俺も子供みたいなこと言ってごめん」
「居なかったからまぢ…怖かったよ…拓哉…居なくなるなよ…」
「これ買ってきたの…」
コンビニ袋にビールが二本入っていた
「お前…店の飲みゃいいだろ!!」
「だぁめ、店のわ売り物だよ!!」
「まったくお前わ」
頭を撫でる翔太
「翔太こそ!!裸足だし…洗ってから上がれよなぁ…」
「…はい」
一緒にビールを飲み
抱き合いながら朝を迎えた
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