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「翔太…」

「瀬戸、明日迎えくるから拓哉に会いにいこ。」

翔太が部屋を後にした。




次の日、瀬戸を乗せ拓哉に会いに行く

「施設!?」

「あぁ…四年ずっとここに…」

「嘘だろ…」


ｺﾝｺﾝ

「はい。」


「拓哉、お弁当持ってきたぜ!!」

「翔太さん!!ありがとう」

瀬戸が入る


「拓哉…」

「瀬戸？」

「拓哉!!元気だったか？」

「うん!!瀬戸いつ帰ってきたの？」

「１ヶ月前だ」

「翔太さん!!何で教えてくれなかったんだょ!!」

「悪かったな。」

「翔太さん…って…何で、そんな他人行儀なんだ？拓哉？」

「え!?」

翔太が瀬戸を部屋の外に連れ出す


「拓哉わ、俺のことだけ、忘れちまったんだ…」

「は!?」

「拓哉にわ言ってねぇんだ…言うなよ!!」

「四年、ずっとか？」

「あぁ…」

「なんで…!?言えば思い出すかもしんねぇだろ？」

「言うな!!余計混乱させちまう……」

「翔太……お前、四年、拓哉に触れてねぇのか？」

「………」

「翔太………」


「そういうことだから、」

部屋に戻る二人

「翔太さん、おいしかったよ。ご馳走さま」

「あぁ…夜も持ってくっからな」

「うん。」


「瀬戸!!また来て」

「当たり前だ!!あとこれ御守りさんきゅな!!」

「うん。

施設を出る二人

帰りの車

「なんで、お前だけを忘れちまうんだよ!!」

「さぁな…」


瀬戸を下ろし瀬戸のマンションに上がる