Promis* - 約束 -
第3章 屋上にて
私は、口を押さえて座り込んだ。
「おい、佐倉⁈」
新堀君の焦る声。
顔を上げると、
新堀君が見えた。
それで、なんだか安心して
私は呼吸を整える。
『ごめんなさい、もう大丈夫...』
顔色が相当悪いのか、
保健室行くか?と新堀君は言った。
私は、それを断った。
でも、私は、確かに感じた。
私はまだ、解放されないんだ。
今までに味わった、裏切りと苦しみから。
もう、忘れたいのに。
不安は、毎日私を襲う。
私は、屋上の地面に寝っ転がった。
空が、青くて.....少し眠くなった。