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ボ イ ス

第2章 *始まり




「佳奈急いでっ!始業式始まっちゃう!」


「はいはいはいっ!」



バタバタバタ…


始業式早々寝坊だなんて本当についてない!

私は早苗の背中を必死に追いかける。



ハァ…

ハァ…


息切れし始め、早苗の背中が小さくなっていく。



あ、早苗角曲がっちゃった…


早苗の背中が見えなくなった不安から、私は唇を噛み締め、足を早めた。



ここの角を曲がれば早苗がーーーー…






ドンッ…!!


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